ワクチン接種2回目、オミクロン株について


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ようやくワクチン2回目接種に行ってきました。
一人暮らしなので感染するようなことはないと思っていますが、仕事上で支障をきたす可能性があるので仕方なくといった感じです。
副反応がひどくないとよいのですが、どうなることやら。

 

オミクロン株

ここ数日でオミクロン株がニュースを賑わすようになってきました。スパイクタン蛋白に30か所以上の変異があるということで、わざわざ初期型コロナウイルス用のワクチン2回目を打ってきた意味があるのかどうか懸念が浮かびます。

 

オミクロン株について、南アフリカゲノム監視ネットワーク(和訳はこれでよいのかどうかはわかりません)(Network for Genomic Surveillance South Africa (NGS-SA))が資料を掲載していました(11月25日時点の資料)。
https://www.krisp.org.za/manuscripts/25Nov2021_B.1.1.529_Media.pdf

 

オミクロン株と命名されたB.1.1.529系統株は南アフリカハウテン州で急速に広がっており、今は南アフリカの他の地域にも広がっているようです。

 

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南アフリカの陽性率の推移(Network for Genomic Surveillance South Africa (NGS-SA)より引用)

北東のハウテン州(Gauteng)地域でだんだん赤色に変化していますが、これは11月に陽性率が急上昇していることを示しているようです。国立感染研でも同じ資料を参照して解説しているのかと思いますが、ハウテン州で2021年11月12 日から20日までに採取された77検体すべてがB.1.1.529系統だったとのことです。なお、ハウテン州の北側には同じくオミクロン株が検出されている隣国ボツワナが位置しています。

 

また、南アフリカでの変異株の割合の変化図がありましたが、オミクロン株の感染スピードが凄そうです。

 

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南アフリカの変異株割合の変化(Network for Genomic Surveillance South Africa (NGS-SA)より引用)

上の図を見ると、南アフリカでは最初にベータ株(緑色)が流行しましたが、その後デルタ株(赤色)に置き換われていました。そして11月に入ってオミクロン株(青色)が急速に広がっており、デルタ株を駆逐していることがわかります。

ベータ株、デルタ株も急激に広がっていきましたが、オミクロン株の増加のスピードはピークの立ち上がりが非常に急峻で、デルタ株より速そう(感染力がより高い?)です。

 

これが世界中で検出されれば、一気にデルタ株を駆逐してオミクロン株に置き換わる可能性もあると思いました。