コロナは今後どうなってくのか


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最近国内のコロナ感染者数が減少傾向にありますが、今後どうなっていくかを考えてみました。あくまで感染症の専門家でもない素人の考えですので念のため。

 

現状のおさらい

yahooのコロナまとめページによると、昨日9/13の国内感染者数は4168人となっています。新規感染者数の最大値は8/20の25873人、月曜日は報告が少な目に出るので、参考までに月曜の最多は8/23の16838人となっています。月曜日との比較でもピークから1/4まで低下してます。個人的にはピークアウト後はダラダラ下げかと思っていたので、急激な減少には少し驚いています。
ワクチン接種者については国内で2回接種完了者が50%になったと報道で報じられています。
一方で、海外のワクチン接種が進んでいた国では感染が拡大している国もあります。イギリスでは最近は毎日3万人程度の新規感染者が出ています。死者は100人台であり、今年1~2月頃のピークの1000人台と比較して抑えられていますが、6月頃の死者がほとんど出なかった頃と比べると厳しい数字と言えるでしょうか。イスラエルもイギリスと同じような傾向となっています。昨日の報道ではワクチン接種率80%にもなるシンガポールでも感染者数が増加しているとのことです。

 

ワクチンでの集団免疫は悲観的か?

イギリスやイスラエスなどの例が明らかになってきたためか、WHOの高官からもワクチンでのパンデミック収束には悲観的であることが報道されていました。現在流行しているデルタ株もそのうち新しい変異株に置き換われる可能性もあり、初期型株に対応したワクチンもさらに効果が少なくなる可能性もあると思います。一切の規制を撤廃してノーガード戦法に舵を切ったイギリスの動向には注目です。
一方で、人口の3分の2が抗体を保有していることが報じられたインドでは、このところの新規感染者数が毎日数万人で、これでも春頃から見ると1/10以下となっていますが、下げ止まりとみることもできそうです。死者は数百人で推移しながらもわずかに減少傾向にあるかと思います。ワクチンではなく自然免疫を獲得したとも考えられているようです。しかしインドでは実際には死者は数百万人にも上るとも言われており、自然免疫を獲得したとしても大きな犠牲が伴ったといえるのかもしれません。

 

日本ではどうなる?

日本でも新規感染者数はピークアウトして9/30には緊急事態宣言はある程度の地域で解除になるかもしれません。急激な感染者の減少がワクチンだけではない何かしらの要因もありそうですが、秋はいったん落ち着くのかもしれません。一方で、ワクチンパスポートの導入が求められていますが、未接種者に比べて感染者、重症者の割合が低いのは確かですが、接種者でも感染・重症化・死亡することもあります。イスラエルなどではワクチンによる抗体の保持期間は半年程度ともみられており、日本でも冬には再度感染拡大局面、第6波となる可能性は高いと思います。ただし、重症者や死亡者は8月より多くなることはないと思います。
結局はワクチンを接種したとしてもマスク、三密を避けるなどの対策が引き続き推奨されるのは間違いなさそうな気がします。日本でもワクチンの効果が低くなる冬には一部でブースター接種が行われる可能性がありますが、mRNAワクチンではない組み換えたんぱく質ワクチンを希望する人が増えて、そこまで広く接種は広がらないことも考えられます。秋に発足する新政権がどのようなコロナ対策をするかはわかりませんが、自粛ベースを続けたとしても、自粛につかれた人々が解放的になり、フェスなどのイベントも徐々に実施されるかもしれません。100年前のスペイン風邪は2年で収束したようですが、今回の新型コロナウイルスについては今のところ終息する兆しは感じられず、完全なコロナ前のようなイベントに戻るのは数年後になるのかもしれません。

 

株式投資への影響

最近は感染者数の減少や新政権への期待で株高となっていますが、冬にはまた感染者数が増加し、一時的には下げる場面もあると思います。飲食、観光、交通系の企業にはまだまだ厳しい情勢であり、JR西日本のような公募増資などが行われ株価も売られる場面もあるでしょう。また、1年半以上続くコロナ禍で、最悪倒産するような企業もでてもおかしくはないと思います。なかなかこれらの株を保有するのはリスクが高そうです。
一方で新政権が財政出動をするようなことがあれば日経もさらに上を狙える可能性もあると思います。これといった正解はないと思いますが、私は押し目場面があれば慎重に買っていきたいと考えています。