FIREを躊躇する事情


スポンサードリンク

FIREを望む人の中でもFIREをなかなか決断できない理由としてはFIRE後の生活費、毎日どう過ごしていくかという不安などがあるかもしれません。

 

それ以外に個人的な事情としては、老いた親、負動産という事情があります。最近帰省した際に田舎の親は少し判断能力が低下しており、歩行も特に階段などの昇降は少しおぼつかなくなりつつある状況になってきました。今の仕事をやめて地元でアルバイトしながら面倒を見る、あるいは都会で仕事を続けながら介護施設の費用で少し面倒を見なければならない可能性を念頭に置いておかなければなりません。
そう考えるとなかなか今の仕事を辞めるというわけにもいきません。

 

また、実家はかなり古い家でまた親がかなり物をため込んでおり、いわゆるゴミ屋敷になりつつあります。帰った際は生ごみ系を処分するなどして、何とか自分は泊まるのはギリギリ許容範囲ですが、結構厳しいです。さらにやっかいなのは実家の土地は借地なので、もし親が死んだら家を取り壊ししなければなりません。

 

一応親は借金はないはずで、年金でなんとか暮らしているのでまだマシなのですが、取り壊し費用などは残っているのかどうかわかりません。
今までに何度もさっさと家を取り壊して首都圏のほうに移住してはどうかと言ったことはあったのですが、住み慣れた土地・家を離れたくないとの一点張りでどうしようもありません。

 

自分としては質素なFIRE生活をできるだけの資産は今現在あるとは思っていますが、介護や負動産の処分などで将来大きな出費の可能性があります。負動産については相続放棄という手段もありますが、実際にどうなるかは確実なことはわからないといったところです。
いわゆる超富裕層、富裕層の人であればこれらにも対処できるのかもしれませんが、自分はそこまでのものはありません。

 

FIREに限ったことではないのですが、老いた親と負動産の問題については悩ましい限りですね。