日本人の科学リテラシーの低さ


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今日も日本株は続伸。保有株の評価額もかなり戦争前の状態に近づいてきました。
昨年秋から売られ続けていた相場でしたが、来週以降もリバウンドが続けばよいなと思います。

人工地震

ニュースで一昨日夜の地震について人工地震のデマがSNSで拡散されていたといいますが、さすがに(ニュースになるということが)嘘だろう、と思ったのですが、専門家が否定するニュースがわざわざあるということに驚きです。



理系出身なら科学的な論理的思考ができると思いますが、そのような経験がない人の中で一部の人にとっては、科学的な事柄をどのように判断するかは「~さんが言っていた」ということになるんでしょうか。



ちょっと信じられないような科学リテラシーが低い人の人数につい定量的なデータは知りませんが、例えば水素水みたいな疑似科学の商品が一定のビジネスとして成立しているようなので、馬鹿にできないものがあるのかと思います。


ちょっとググる還元水素水生成器みたいなものが大手電機メーカーから発売されていますが、還元水素って何?ということですが、おそらく水素分子H2のことかと思います。
別に高額な機械を使わなくとも炭酸水みたいに高圧の水素ガスを封入すれば物理化学でよく知られているヘンリー法則に従って水に水素ガスが溶けますが、ただし栓を開けて常圧で放置すればだんだんと水素ガスが抜けていきます。

 


そもそも水素分子が人間の生体で生化学反応が起こるとは思えません。メタン生成菌が生息している強還元性環境であればH2 + CO2 でメタンが生成されますが、酸素呼吸する人間の体でこんな反応が起こるとは思えませんし、人間体内の還元性を水素ガスで変えることはないんじゃないかと思います。
昔からよく知られているビタミンCは化学的にはアスコルビン酸も言われる還元剤ですが、抗酸化作用があることもよく知られていますし、素直にこれを摂取すればいいだけと考えられます。(ただし、何事にも適量というものがあります)


ひ〇〇きさんもどこかで言っていたかと思いますが、このような日本人の科学リテラシーの低さを狙って、大手電機メーカーでさえもが疑似科学商品を販売しているということは嘆かわしいと思います。


私はこのような商品は買いませんが、一方でそのようなものに手を出す人々がいて経済を回すことによって、今のような経済がやっと維持できているのかと思うとなかなか悲しい状況とも言えます。


他の例ではトリチウム水(汚染水)の海洋放出や、コロナのワクチンなども社会的な影響を及ぼしていますが、科学リテラシーを高める方法について学校でも教育した方が良いのではないかと思います。


なお、私は汚染水の海洋放出は「本当に基準以下であれば」問題ないと思っています(どちらかというと企業体質の問題)。
ワクチンについては長期的な影響は不明なので、ワクチンに反対する人がいることについては理解しています。また、明らかにデルタ株と比べてオミクロン株への有効性は低いのでブースターを摂取するかどうかというとパスしようかなと思っています