FIREではなく平社員で働く生き方


スポンサードリンク

責任ない立場で平社員のままで会社に居続けて趣味に没頭することが幸福だという見方があります。FIREすると暇で苦痛になりそうと考えて、週2~3日勤務のゆるい仕事をするのが少しは張りのある生活になりそうと以前にも書いたかもしれませんが、責任ない立場で平社員としてお荷物として会社に勤め続けるというのも確かにアリな気がします。ゆるい仕事を週2~3日か週5日かの違いになります。やはり週5はゆるい仕事とはいってもちょっとFIREとは離れすぎのような気がします。
ただし、収入の面では違いは大きそうです。

平社員で居続ける場合のメリット

FIREして週2~3日軽く働く場合と平社員を続ける場合の大きな違いは収入ではないかと思います。FIREの場合は仕事を辞めてから(暇つぶしにちょっと働こうかなと思ったら)どこかのアルバイトを探すようなことになるかと思います。そうすると基本はアルバイトなので、時給1000円程度でしょうか。その地方のアルバイトの賃金レベル、あるいは軽い仕事なら時給はもっと安いかもしれません。一方で、平社員を続けるということは、正社員の待遇を受け続けられるということです。日本はまだまだ年功序列の給与体系の会社もあるため、責任ない立場の平社員でも年功序列で40代、50代ならそれなりの収入になります。アルバイトで週20時間、月80時間働いたとすれば月の収入は8万円となります。おっさん平社員で、年間労働時間2000時間から有給20日をフルに取得すれば月の平均労働時間は160時間程度になるかもしれません。先ほどのアルバイトの例より労働時間は2倍程度となりますが、月給でいえば30万円くらいもらえるのは普通、40万円でもありえるような気がします。さらに正社員であればボーナスもあるので、労働時間が2倍になったとしても収入の面では数倍は違ってくるかもしれません。
FIREの場合はあくまで暇つぶし、少しお小遣いの足しにしたい、という理由で必要であれば少し働くということなので、労働からいつでも解放される状態でいるという点では代えがたいものですが、実際に収入の面を考えるとFIREするのはどうなのか、と考え直すことも十分にあると思います。

 

平社員で居続ける場合のデメリット

では平社員を続ける場合のデメリットはあるのでしょうか。
本当に責任のない仕事を続けられ、残業時間がほとんどなければデメリットはあまりないのかもしれません。コロナの状況が今後どうなるか不透明ですが、もし満員の通勤電車に毎日乗らなければならない、という状況に戻ったとしても、収入の面を考えればその程度なら我慢して平社員続けた方がいいだろうと思えてきます。
しいて言えば周囲の冷たい目線に耐えられるかどうか、みたいのがあるかもしれません。あの役立たずは楽な仕事だけして給料が俺たちと大して変わらないのは納得いかない、と思われるかもしれません。図太い神経の方なら十分耐えられそうかもしれませんが。

 

平社員で居続けられるポジションは運?

デメリットとは違うのかもしれないですが、そもそもそのような責任がなく平社員のままいられるというポジションはラッキーな人なのかもしれません。ある程度規模が大きな会社でなければ、そのようなやる気のない社員がいたら仕事が回らなくなってしまいそうです。また会社としてもお荷物社員はすぐにリストラ対象となってしまいそうです。割増退職金で資産が増えるとこれまたラッキーですが。
どちらにせよ、そのような余裕のある会社に新卒、あるいは中途採用されない限りそもそもFIREとの比較すらできないですね。

 

自分の場合

自分の今の職場はちょっとニッチで専門性もあり、名ばかりですがすでに管理職となってしまっています。数年したらもしかしたら所属グループの指揮をとることもあるかもしれない可能性があります。規模も小さい会社で正直なところヒラに降格なんてありそうもないです。もちろん役職が上がれば収入も上昇するんですが、ヒラのまま勤め続けるというのはもはや無理そうです。責任とストレスがない管理職ってないんですかね。

また小心者のため図太く無能社員をやりきる覚悟もないといったところで、きっぱりと辞職するかガマンして勤め続けるかを判断するしかないのですが、なかなか覚悟ができなくズルズルとこのままかもしれません・・・