コロナ感染者数の不思議


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以前もコロナウイルスの感染者数が日本で激減している件について、日本の現状のウイルス、デルタ株の特性が途中から変わっているのではないかと書いていましたが、ますます日本では感染者数が劇的に減少しています。直近では感染者数は1日あたり千人を下回るようになってきました。

 

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日本の感染者数の推移(https://www.worldometers.info より引用)

 

もちろん日本ではワクチン2回接種率が6割以上にもなり、接種率が進んだ効果が極めて大きいと思いますが、それでもこのような激減効果は説明できないと思います。

 

例えばシンガポールではワクチン2回接種率が8割を超えていますが、現在は感染者数が過去最大を毎日更新している状況です。

 

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シンガポールの感染者数の推移(https://www.worldometers.info より引用)

 

直近では日本よりシンガポールの方が日々の感染者数が多くなっています。ただし、シンガポールでは重症者になる人の割合はかなり低いとのことでワクチンが重症化防止に効いているのは間違いなさそうです。

 

このことからも明らかに現在の日本で流行しているコロナウイルスは「デルタ株」に分類されていますが、7月~8月上旬ころより感染力が低下していると思います。一方のシンガポールではまるで日本の7月~8月上旬ころの爆発的な感染者数増加のような状態になっているような気がします。

 

日本の7月~8月上旬ころは3密の回避をしても空気感染で感染している、とか、外出していれば誰でも感染する可能性があるのではないかという危機感があったかと思います。(ちなみに私は空気感染は否定的。閉じた空間で極めて小さいエアロゾルが原因ではないかと考えており、換気が良い場所なら感染はしないと考えていました。)

 

シンガポールもいつかはピークアウトすると思います。

 

私が不思議に思うのは、日本の水際対策はザルなので、海外のウイルスがすぐに持ち込まれてしまうと思っていますが、海外の「元気が良い、感染力が強い」状態のコロナウイルスが今も持ち込まれていると思うのですが、現時点ではそれが日本で流行し初めている兆しがないことです。

 

以前なら春頃に流行したアルファ株、その次のデルタ株は海外から輸入された後はあっという間に日本国内で流行しましたが、現時点では海外の元気のよいウイルスが来ていると思われるにもかかわらず再流行する兆しはないようです。

 

これはワクチン接種率といまだに多くの人がマスクをしている効果かもしれませんが、もしかしたらたまたまラッキーな状況となっているだけかもしれません。また3密を避けただけでは感染流行が防ぐことのできないウイルスがまん延するようなことがないことを願うのみです。